こんにちは。ラッコ。(rakko_s5050 )です。
エンジンルームってどうやって掃除するの?
こんな疑問をお持ちの人はいませんか?
普段洗車はしていてもエンジンルームの中は
「見えないところだし、掃除の必要はないかな、やり方分からないし」という人もいるかも知れません。
エンジンルームは車内とは違い完全に密閉されているわけではなく、フロントグリルやボンネットの隙間から風が入り込み、雨が流れ込んできます。
ホコリやチリが侵入し、これがエンジンルームに付着して汚れとなり蓄積していきます。
もちろんエンジンルームは多少の汚れは想定内なのでこれにより壊れることはまずありません。
でも見えないところといってもホコリまみれでは気分は良くありませんよね。
少しだけ手間をかけるだけで、水を使わないでも簡単にキレイにすることができますよ。
僕は定期的に行っているのは洗車のついでに軽くタオルで拭いておくだけですが、だいぶキレイな状態を維持できています。
本記事では次の事項をお伝えしていきます。
- 準備するもの
- エンジンルームお掃除の注意点
- エンジンルームお掃除方法
- エンジンルームお手入れ頻度
エンジンルームをキレイにすることでオイル漏れなどを発見しやすく、また
掃除中に部品をチェックすることでトラブルを未然に防ぐことにもつながります。
マンション住まいの方などでも短時間で作業ができ、そこそこきれいにすることができるのでおすすめです。
お手入れにあたっての注意点もお伝えします。今回の記事を参照頂き、キレイなエンジンルームで快適な
カーライフを満喫頂ければと思います。
準備するもの
バケツ
小さめのバケツで良いです。水拭きをする際に使用します。
使い古しのマイクロファイバークロス(雑巾など)数枚
雑巾でも良いのですが硬い生地だと部品を傷つける可能性がありますので柔らかい生地の雑巾かマイクロファイバークロスを使用します。
艶出し剤
僕はLOOX ENGINEROOM (呉工業株式会社)を使用しています。
エンジンルーム内の汚れ落とし、艶出しの効果があり、プラスチック・ゴム・金属パーツ・エンジンルーム内壁に使用ができます。
非常に評判の良い製品なので使ってみました。
ムース状の泡がでます
ハケ・使い古しの歯ブラシ
ハケはクロスが入り込まない箇所や手が届かない箇所のホコリの除去に便利です。ホームセンターで数百円で手に入ります。
軍手・ニトリル手袋
エンジンルームの奥は手が届きにくく、素手のまま手を入れると甲を怪我してしまうことがあります。
奥まで手を入れるときは厚手の軍手をはめたほうが良いでしょう。
エンジンルームお掃除の注意点
2点ほど注意点があります。
エンジンが十分に冷えてから作業する
走行しエンジン停止直後に作業を行うのは避けましょう。エンジンルーム内に熱がこもっており火傷をしてしまう恐れがあります。
十分に冷えていることを確認してから作業に入りましょう。もちろんエンジンは完全に停止させてからです。
電装系に水がかからないようにする
エンジンルーム内には水を苦手とし水をかけると故障の原因となる箇所があります。
例えば「ヒューズボックス」「バッテリー端子」「エアクリーナー」「オルタネーター」、ECU(エンジンコントロールユニット)といった箇所です。
もしエンジンルーム内をホースで水洗いするのなら、これらの箇所は必ず養生しておく必要があります。
エンジンルームお掃除方法
【STEP1】作業場所の確保
戸建て住まいの方は問題ないですが、マンション住まいだとまず場所を確保しないといけません。
ボンネットを開けることができる場所さえあれば作業可能です。
僕はマンション立体駐車場近くに2台分くらいのスペースがあるので、他の駐車車両がいないときを狙って作業しています。
【STEP2】ボンネットを開ける
ボンネットを開けたらしっかり固定しましょう。
ステーをしっかり固定します
【STEP3】ハケを使ってエンジンルーム内表面のホコリ、汚れを落とす
ハケを使って全体的にホコリを除去していきます。毛先や柄の長さなど数種類のハケを使い分けると便利です。
段差になっているところなどは歯ブラシでも良いです。
細かい隙間に
【STEP4】乾いたクロスで乾拭きする
積もっているホコリを落とせたら乾拭きをします。
【STEP5】固く絞ったクロスで水拭きする
水拭きします。これだけでだいぶキレイになります。
【STEP6】艶出し剤を塗り込む
LOOX ENGINEROOM (呉工業株式会社)を使用しました。
適量をクロスに吹きかけ、対象面を拭いていきます。
クロスで拭きにくい部分はハケにつけて拭いていくのがやりやすいです。
クロスに溶剤をつけて拭いていきます
凹凸のある部分はハケに溶剤をつけて塗り込みます
クロスの入らない部分はハケが便利です
このような部分もハケを使います
【STEP7】乾拭きで最終仕上げをする
乾いたクロスで仕上げ拭きをして終了です。
艶出し剤はホコリや汚れをある程度落としてから使用します
汚れた状態のまま作業してしまうとムラになってしまうことがありキレイな艶が出せません。艶出し剤を使用する前に下地をしっかりとしておくのが大切です。
おすすめ頻度は3ヵ月に1回程度
エンジンルーム内はチリやホコリが入り込み、汚れてしまうのは避けられません。
季節によっては枯れ葉が隙間から入り込み、たまっているなんてことも多いでしょう。
頻度としては3ヵ月に1回程度、今回のようなお手入れをしていれば、キレイな感じを保てるはずです。
普段は洗車の際に簡単に固く絞ったクロスで水拭きするだけでも十分かと思います。
油汚れが目立っていたり、艶を出したいときは専用の使い捨てシートを使うのもアリです。
油汚れがあまりなく汚れが軽ければ乾拭きするだけでも良いでしょう。定期的にお手入れして汚れを蓄積させないことが大切です。
僕は普段はフクピカの使い捨てシートを使用しています。
エンジンルームを拭くとすぐにクロスが汚くなってしまうので使い捨てシートが便利です。こちらのシートは破れにくく、汚れも落ちやすいです。
ホースで水洗いは必要なし
見える部分、手の届く範囲内をある程度キレイにするのなら今回の方法で十分かと考えています。
ホースを使って水洗いを行えば、もっと細かい箇所までキレイにすることができるかも知れません。
しかし、水洗いをするのなら水を苦手とする箇所をしっかりと養生しなければいけませんし、作業終了後にはエンジンルーム内を完全に乾燥させる必要がありますので非常に手間と時間がかかります。
またそこまでしても、なかなか目に見えない裏側部分までキレイにし完全に仕上げることができるかと言うと難しいと思っています。
僕は免許取り立ての頃、バッテリーなど適当な箇所をビニール袋で適当に養生し安易に水洗いしてしまった経験があります。
まともに養生できていなかったと思うので、本来水をかけていない箇所にも水がかかってしまっていたと思われますし、乾燥もろくに行いませんでしたが、特にエンジン不調には至らなかったです。
そのくらい水をかけたとしてもエンジンは簡単には壊れないものだとは思います。
ただ、やはり素人が水をかけるのはリスクがありますし、もしエンジンが故障するようなことがあって水洗いをしたことが原因かどうかわからなくても、後悔してしまうと思うので僕は自分で水洗いは今後もしないと思います。
まとめ
要点をまとめます。
- 作業はエンジンルームが冷えてから、電装系に水がかからないようにする
- ハケを使ってエンジンルーム内表面のホコリ、汚れを落とす
- 艶出し剤はホコリや汚れをある程度落としてから使用する
- 作業のおすすめ頻度は3ヵ月に1回程度。普段のお手入れはクロスで水拭きするだけでも十分
- ホースで水洗いは必要ない
今回の作業はボンネットを開けるスペースさえ確保できれば1時間くらいで簡単に作業することができます。
僕は洗車時に軽く拭き掃除をしているため、あまりホコリが積もっていませんでしたが、
全く掃除をしていなければ、また屋外駐車であればかなりのホコリを被っていると思います。
定期的なお掃除をしていれば汚れの蓄積を防ぐことができますし、普段見ない場所とはいえ気持ちが良いもので、
愛車に一層愛着も沸くことでしょう。また思わぬトラブル防止にもつながります。
見えない部分や手の届かない箇所まで本格的にクリーニングするなら業者へ依頼した方が良いですが、
僕は自分で定期的に簡単に掃除をするだけで十分かなと思っています。
時間がないときは乾拭きやハケを使ってホコリを除去するだけでも汚れの蓄積を防げると思います。
洗車と合わせて、エンジンルーム内も定期的にメンテナンスしていきましょう。
作業後のエンジンルーム。ホース類にも艶を出せました。
もっと汚れたエンジンルームを掃除しましたのでその様子はこちらの記事を参照ください。
自宅で洗車できない方向けに、誰でも簡単にできる洗車のコツとやり方をまとめています。宜しければこちらも参照ください。
【マンション住まい必見!】洗車はどこで?どうしてる? キレイを維持するための簡単な方法・コツ
最後までお読み頂きありがとうございました。