こんにちは。rakko(rakko_s5050 )です。
高速道路は長距離ドライブの際、時間節約になり大変便利ですが、普段乗り慣れていない人だと恐怖心があり、敬遠してしまうこともありますよね。
高速道路の走行に慣れていると行動範囲がぐっと広がるので、慣れていて損はありません。
高速道路における注意地点と走行前の注意点についてお伝えします。
事前チェックを怠らず、準備しておくことが安心感につながります。安全な高速道路走行にお役立て頂けると嬉しいです。
安全運転の方法とコツについては、【高速道路】 愛車で楽しく走る 安全運転の方法とコツ 13選 をご参照ください。
【高速道路における注意地点】分岐・合流・カーブ・トンネル
高速道路上に必ず存在する次の4地点に注意します。
分岐地点
ジャンクション(JCT)の分岐地点です。
都市高速では急に分岐点に差し掛かることが多く、事前に経路を確認しておくことが重要です。数キロ前から表示板があるので、しっかりと確認しておきたいですね。
分岐点の直前で行く方向を迷うのは事故のもとですし、間違ってしまったからといってバックで戻ることは絶対にしてはいけません。
リスクを避けるために事前の確認は怠らないようにしましょう。
合流地点
高速道路走行は合流が苦手と考える人が多いです。特に都市部では加速車線が短い箇所が多く無理はありません。
合流のコツは次の通りです。
- 加速車線でスピードを上げる。
- 本線上のやや後方を走る車の流れをチェックする。
- 目標の車を決めて、その車の後ろに入る。
スピードを十分に上げていないと合流できずに停車、なんていうことになりかねません。
思い切って加速してください。後方を見るときはミラーで確認するのはもちろん、ミラーの死角があるため必ず目視で確認します。
カーブ地点
高速道路はあまりハンドルを切らなくて良いように緩めのコーナーで設計されていますが、山間部を走る道路ではきついコーナーが存在する箇所があります。
補助標識で「R=250」といった標識を見たことがないでしょうか。
これは「半径250mのカーブがありますよ」という意味で、数値が小さいほど小さな円のカーブ、つまりきついカーブを意味しています。
上の画像では「R=550」の補助標識が見えますね。このようなカーブでは十分に速度を落としておきます。
都市高速は急カーブが多く、曲がった先で渋滞していたり、分岐地点や合流地点が突如出現します。
先の様子が分からないときは標識に注意しながら、「もしかしたら、この先で渋滞しているかも知れない」と事前予測をした、かも知れない運転を心がけましょう。
トンネル
昼間にトンネルに入ると、暗さに目が慣れるまでしばらく周囲が見えなくなることがあります。入口手前で速度を落としましょう。
逆に昼間の出口付近では、明るすぎて周囲が良く見えなくなることがあります。あわててブレーキを踏むのは危険なので注意します。
トンネルでは次のことに注意しましょう。
- 入口手前の信号機、情報板に注意する。
- ライトを点灯する。(オートライトがあればONにしておきます。)
- 視力低下に注意する。
- 車線変更をできるだけしない。
走行前5つの注意ポイント
高速道路を走る前の準備は大丈夫でしょうか。最低限注意しておくべきことをチェックしておきましょう。
ガソリンを十分に入れておく
残量警告灯が点灯してからも50km程度は走行可能といわれていますが、高速道路上にガソリンスタンドが100km以上存在しないところもあります。
慌てることがないように十分な量のガソリンを入れておきましょう。
タイヤ空気圧を確認しておく
タイヤをチェックし、適切な空気圧に調整しておきます。適切な空気圧の数値は取扱説明書や運転席のドアを開けたところに表示されています。
タイヤの空気圧は1ヵ月に5%ずつ低下するといいます。空気圧の低下は燃費にも影響します。見た目や感覚では低下に気づくことができません。
高速道路走行前に限らず、1か月に1回程度は点検を行いましょう。
セルフ式のガソリンスタンドにタイヤ用の空気充填機が設置されていますし、店員さんに言えば対応してくれます。給油の際に一緒に確認しておきましょう。
ETCカード挿入を確認しておく
正しく挿入されていなくて料金所前で慌てることがないようにチェックしておきましょう。車から離れるときには盗難防止のためカードを忘れずに抜いておきます。
発炎筒・三角表示板を積んでおく
事故や故障で路側帯などにやむを得ず停車をするとき、安全のため発炎筒で後続車に車の存在を知らせることが必要です。必ず備えておきましょう。
発炎筒の有効期限に注意
使用期限は製造日から4年と定められています。
期限が切れていても車検には合格できますが、劣化により本来の性能を発揮できず、いざという時に発火しない可能性があります。必ず期限内に取り換えましょう。
未使用の発炎筒の処分はディーラーなどに依頼する
使用済みであれば可燃ごみとして廃棄できますが、未使用の場合はディーラー、カー用品店、整備工場などに処分を依頼します。個人が普通ごみとして処分することはできません。注意してください。
LED式発炎筒もおすすめ
赤色LEDが点滅する非常灯です。
エーモン工業の非常信号灯は、夜間約200m先から確認でき、持ち手部分にマグネットが付いているのでボディへ設置が可能です。
普通の発炎筒と合わせて車に備えています。こちらは廃棄も簡単です。
携帯トイレを備えておく
他に車に常備しておくと良いのが携帯トイレです。行楽シーズンなどひどい渋滞が発生している中、どうしてもトイレにいきたいとき、万が一の事態を防ぐことができます。
小さなお子さんがいれば特に必要です。実際に使用したことはありませんが、常に車内に常備しています。災害時に備えて自宅にも置いておくと安心ですね。
トラブルが発生したときに冷静に対応できるようにしておく
高速道路を走る上で一番重要なことです。
どんなに気をつけていても、事故や故障など想定外のトラブルが起きてしまう可能性があります。慌てず冷静に対応することが二次被害の防止につながります。
トラブルが起きたときは次の要領で対応します。とにかく慌てないことが大切です。
- ハザードランプを点灯し、路肩へ自走する。
- 発炎筒、停止表示器材を50m以上後方へ置く。(燃料漏れの際は引火の危険があるため発炎筒は置かない。)
- 車が本線上に飛び出すことを防止するためハンドルを左いっぱいに切っておく。
- 安全な場所(ガードレール外側)、車より後方に避難する。(橋の上などでは車から離れてガードレールに身を寄せる。)
- 避難後通報する。(110番、非常電話、道路緊急ダイヤル♯9910)
想定外の出来事に遭遇すると冷静さを失い、思いがけない行動に出てしまうことがあります。
高速道路ではいつ想定外のことが起きるか分かりません。
「もしかしたら〇〇かもしれない運転」をすることにより、事故を未然に防げる可能性が上がります。
高速道路走行時、何も起こらない時でも、「もしかしたら〇〇」と連想し、取るべき行動をシミレーションしておくことが事故防止、危険回避に大きく役立ちます。
次のようなことはめったに起きることでないですが、常に可能性があります。
- 夜の高速道路上にトラックが落とした積み荷が散らかっている。
- 本線上に無灯火の車が横になって停車している。
- 突然トラックが目の前に車線変更してくる。
- ハンドル操作を誤り中央分離帯に衝突してしまった。
突発的な危険に対処することは非常に困難です。
しかしいろいろな場面を想定し危険を予測、連想することで予め準備をしておくことができます。
心の準備することによって、いざそのような場面に遭遇した時の反応時間を圧倒的に短縮できます。
万が一トラブルが生じた際、JAFに加入しておくと安心です。宜しければ【JAF】 会員がおすすめ 理由3選 加入のメリット・デメリット もご参照ください。
【まとめ】注意地点、注意ポイントを把握して安全運転を心がけましょう
高速道路走行における注意地点と事前注意ポイントを整理します。
- 分岐地点・合流地点・カーブ地点・トンネルの4地点に注意する。
- ガソリンは十分に入れておく。
- タイヤ空気圧を確認しておく。
- ETCカード挿入を確認しておく。
- 発炎筒 三角表示板を積んでおく。
- トラブルが発生したときに冷静に対応できるようにしておく。
発炎筒や三角表示板を車に積んでいますが、幸いにも1回も使用したことがありません。もちろん使わないに越したことはありませんが、いざという時に備えておくことが大切です。
発炎筒は実際に試すことができませんが、予め使い方を調べておくだけで、対応の仕方が違ってきます。
注意地点を把握し、事前準備をしっかりした上で安全に高速道路走行をしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。