【おすすめ】マニュアル車免許 オートマかマニュアルか? メリットとデメリット

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おすすめマニュアル車免許
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こんにちは。ラッコ。(rakko_s5050 )です。

免許を取りたいけど、オートマ限定か普通免許、どっちにしよう?

こんな方、いませんでしょうか?

もし迷っている方であれば、普通免許(マニュアル車免許)の取得をおすすめします!

実際にマニュアル車を運転する予定はない方が多いかも知れません。でも普通免許を取っておいて損はありません。

記事の概要です。

  • マニュアル車とは?日本と世界の自動車事情
  • マニュアル車のメリットとデメリット
  • マニュアル車の魅力
  • マニュアル車ならではの運転技術
  • オートマ免許限定解除について

どちらで免許を取ろうか迷っている方は、この記事を読み終わってから再度考えて頂きたいと思います。

基本的にはご自身のライフスタイルに合わせて選ぶのが良いです。

でも、マニュアル車を運転できる普通免許を取っておいて損はない、ときっと思えると思います。

※マニュアル車は略してMT車、オートマ車はAT車と呼ばれます。

マニュアル車のメリット・デメリットはこちらから。

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目次

マニュアル車(MT車)とは?

マニュアルトランスミッション

MTとはマニュアルトランスミッション(Manual Transmission, MT)の略です。

手動でギアチェンジを行う必要がある変速機のことをマニュアルトランスミッションといいます。

マニュアル車とはそちらを採用している車のことです。

対してオートマ車(AT車)とは自動でギアチェンジを行うオートマチック・トランスミッションを採用している車です。

大きな違いは、クラッチペダルの有無です。

オートマ車と同じ機構方式に分類され、無段変速機と呼ばれる、CVT(Continuously Variable Transmission:連続可変トランスミッション)もあります。

こちらはコンパクトカーや軽自動車を中心に普及しています。

日本で乗用車は圧倒的にオートマが主流ですが、大型トラックや大型特殊車両、トレーラー、バスはまだまだマニュアルが主流になっています。

運送業や建設業の仕事に就つことを考えている人はマニュアルで取っておいたほうが良いでしょう。

また、軽トラックなどもマニュアルが多いので、農業をやる人もマニュアル免許が必要なときがあるでしょう。

免許取得比率は? 3人に2人がオートマ限定免許

運転免許証

近年の日本の新車販売では99%をオートマ車やCVT車が占めているといわれています。

国内でマニュアル車が設定されているのは、軽トラックや一部のスポーツモデルなど極めて限定されたモデルになっています。

今やスポーツカーでもオートマで乗れる時代で、オートマでも十分に運転を楽しめるでしょう。

そんな状況なので、オートマ限定免許を取得する人が増えており、都市部だとおおよそ7割もの人が限定免許を選択しているようです。

つまりは3人に2人は限定免許を取得していることになります。特に女性ではもっとその傾向が強いでしょう。

マニュアル車は絶滅寸前、自動運転など先進安全運転支援システムの普及が進むにつれて今後ますます拍車をかけるとも言えます。

これから運転免許を取得される方で、車を移動手段にしか捉えていなく、迷わないという方であれば限定免許で全く問題ないと思います。

現在の国産車ではマニュアル車の設定がない車種が圧倒的に多いです。

しかし、一方でマニュアル車のラインナップに力を入れている自動車メーカーがあるのも事実です。

ニーズがあるからメーカーも作り続けているのだと思います。

スポーツカーに乗りたい人はマニュアルで取っておいたほうが良いかと思います。旧車に乗りたいなんて人もマニュアルの方が良いですね。

欧州車のマニュアル車比率は8割以上

イタリアミラノ

欧州では、信号機のない円形交差点(ラウンドアバウトを多く見かけます。

ヨーロッパの道路事情は日本のように信号や交差点が少なく、ほとんど停止せずに走れます。

よってマニュアル車でも作業負担がかかりません。マニュアル車に適した環境が整っているのです。

ラウンドアバウト

日本の主流はオートマ車ですが、欧州ではまだまだマニュアル車の比率の方が高いのです。

欧州において、以前は燃費の悪いオートマ車は避けられていました。

最近は燃費が悪いということはないのですが、欧州の人たちは車の買い替え頻度が低く、今でも古いマニュアル車に乗っている人が多いようです。

インドや南米といった経済新興国でもマニュアル比率が高い傾向です。

マニュアル車は構造が簡単で故障してもすぐに直せる、価格が安いというのが理由として大きいようです。

そんなことから、海外旅行などに行き、レンタカーを借りる際には、地域によってはマニュアル車しかないということもありえます。

日本や米国はオートマ車大国になっていますが、世界的に見ればまだまだマニュアル車の需要は多いのですね。

海外で車を運転するかも、なんて方はマニュアル車免許を持っておいた方が良いでしょう。

マニュアル車のメリット・デメリット

メリットデメリット

オートマ車、マニュアル車、どちらもメリット、デメリットがあります。

主なマニュアル車のメリット、デメリットをあげてみます。

メリット

まず、メリットです。

  • 1.運転が楽しい
  • 2.エンジンブレーキがよく効く
  • 3.運転が楽しい
  • 4.エンジンブレーキがよく効く
  • 5.安全性が高い
  • 6.構造が簡単で壊れにくい
  • 7.価格が安い

詳細を説明します。

1.運転が楽しい

ギアチェンジはマニュアル車の醍醐味です

これが一番大きいですね。

ラッコ。

ギアチェンジこそMT車の醍醐味

車の速度や状況に合わせて最適なギア、エンジン回転数を自身で選択し、両手、両足を使って運転します。

どういう走りをするか自分次第です。

特にワインディングでは頻繁なシフトチェンジが必要になり、そういう場所でこそ存分にマニュアル車を堪能できます。

まさに自分で車を操っているという実感がありますね。

2.エンジンブレーキがよく効く

オートマ車に比べてアクセルを離すだけでより減速することができます。

長い下り坂では2速、3速と低めのギアを選択することによりエンジンブレーキがよくかかり、フットブレーキをそれほど使う必要はありません。

とにかくスピードコントールがしやすいです。

3.安全性が高い

オートマ車で耳にするアクセルとブレーキの踏み間違いによる暴走事故などは、マニュアル車では非常に起こりにくいです。

シフトアップしない限り速度は一定以上出ませんし、クラッチをきってからつながないと発進ができないなど運転操作が複雑な分、安全性が高いです。

走っている車のマニュアル車比率は少ない中、その中で事故の発生頻度もオートマに比べて少ないです。

4.構造が簡単で壊れにくい

オートマ車に比べて構造がシンプルなため壊れにくいです。

5.価格が安い

オートマ車とマニュアル車が用意されている車種で比較すると、マニュアル車の方が安価なことが多いです。

デメリット

次にデメリットです。

  • 6.最新技術が搭載されない
  • 7.燃費が良いわけではない
  • 8.渋滞時や坂道発進で苦労することがある
  • 9.オーバーレブによるエンジンブローのリスクがある
  • 10.新車で選べる車種が少ない
  • 11.AT限定免許より費用が高い

詳細を説明します。

6.最新技術が搭載されない

主流であるオートマ車を基準に最新技術が投入されているため、マニュアル車は技術の進歩がみられません。

7.燃費が良いわけではない

ひと昔前はマニュアル車の方が燃費が良いと言われていました。

しかし、今はオートマ技術の進歩により逆にオートマ車の方が安定した燃費性能を引き出すことが可能です。

オートマ車は運転の仕方によるところが大きいかと思います。

8.渋滞時や坂道発進で苦労することがある

渋滞

渋滞時は低速で半クラッチ、シフトチェンジを繰り返す必要があり周りの車のほとんどがオートマ車の中、自分だけが苦労しているという感があります。

坂道発進は気を抜くと後退してしまうため慣れないと気苦労があるかも知れません。

9.オーバーレブによるエンジンブローのリスクがある

タコメーター

タコメーターのレッドゾーン以上の高回転までエンジンを回さないようにします。

ラッコ。

MT車はスピードメーターよりタコメーターが重要


シフトダウン時にいきなり低速ギアを入れるとレッドゾーンまで達してしまう可能性があり、その場合エンジンが壊れてしまうリスクがあります。

10.新車で選べる車種が少ない

現在の国産車でマニュアル車を選べる車種は限られています。

11.オートマ限定免許より費用が高い

免許を取得する場合、普通免許のほうが講習時間が長く、費用も高くなります。

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それでもあえてマニュアル車を選びたい理由 マニュアル車の魅力とは?

メリット・デメリットを並べると、日常車を生活の足として利用されている方にとってマニュアル車を選ぶ理由は見当たりませんね。

ラッコ。

僕がMT車ばかり乗り継いでいるのは、自分の思いのままに車を操れることが一番大きな理由です

どのタイミングでシフトアップ、シフトダウンするかは自分次第です。


低いギアで高回転までレッドゾーン限界までひっぱり加速していくときや、シフトダウンでエンジンブレーキを効かせながら減速していくときに感じることができる感覚、それはオートマ車では絶対に味わえないものです。

エンジン音や車の振動がダイレクトに体に伝わってきて、車との一体感があります。

僕はたまにオートマ車に乗るとエンジンブレーキがあまり効かず思うように減速ができず、スピードコントロールに苦労することがあります。

近年の自動運転技術や電気自動車の普及などマニュアル車にとっては逆風の時代ではあります。

しかしすぐにマニュアル車がなくなってしまうようなことはないと思います。

しかし10年以上先、マニュアル車がどうなっているかは分かりません。

マニュアル車を運転できればオートマ車も運転できますが逆はできません。

もちろん実際に乗る車がオートマ車でも良いです。オートマ車にはマニュアル車にはない良さがあります。

ただ、人生に一度くらいマニュアル車の運転を味わって欲しいと思います。

マニュアル車の運転技術

マニュアル車の運転は奥が深いです。

マニュアル車特有のテクニック、運転方法がありますので紹介します。

ヒール&トゥ

ヒールアンドトゥ


マニュアル車の運転技術で代表的なものにヒール&トゥがあります。聞いたことくらいはあるかも知れません。

これはコーナー(カーブ)を早くに通り抜けるために必要なテクニックです。

コーナー手前、ブレーキングで減速し、コーナーから素早く立ち上がるにはシフトダウンを済ませておく必要があります。

ギアとエンジン回転数が合っていないと早くに立ち上がることができないからです。

まず、ブレーキングと同時にかかと(ヒール)でアクセルをあおり回転数を高めます。

ブレーキをつま先(トゥ)で踏みながらクラッチを切り、アクセルをあおり回転数を上げた状態でシフトダウンします。

そうすることで減速からスムーズに加速ができるのです。

習得しておくとワインディングのコーナーだけでなく、スムーズに街乗りができるため有効な技術です。

ダブルクラッチ

シフトチェンジのときに使うテクニックです。

シフトダウン時ギアをニュートラルに入れたときに、クラッチをつなぎアクセルをあおって回転数を上げます。

ギア同士の回転差を合わせてスムーズにシフトチェンジすることが目的のテクニックです。

しかしながら、現代の車はシンクロメッシュというその機構が装備されており、ナチュラルなギアチェンジができるようになっているので基本的には必要ないテクニックです。

とはいえ、ミッションのベストな状態を維持するうえで、できていて損はないと思います。

坂道発進

坂道発進

マニュアル車に慣れていない人にとってやはり難関は坂道発進ではないでしょうか。

慣れていなければ安全の面でもしっかりとサイドブレーキを使って坂道発進をしましょう。

そして慣れてくれば初めは安全な場所でサイドブレーキを使わない坂道発進にチャレンジしていきましょう。

事前に半クラッチにしておき、素早く右足をブレーキからアクセルに踏み変えて発進します。

停車時のギアは何を選ぶ?

運転技術ではないですがマニュアル車を停車させるときギアの選択に迷ってしまうことはないでしょうか。

マニュアル車を長時間停車させるときはサイドブレーキをしっかりと引いて、ギアはR(リバース、後退)に入れておきます。

上り坂に停車させるときは1速に入れます。

ニュートラルに入れるだけだと万が一サイドブレーキを引く力が甘かったりすると危険なので、二重で予防するためにもギアを入れておきます。

オートマ(AT)限定解除は教習所でできる

教習所

限定免許を取得してしまったけど、やっぱりマニュアルも運転したい。そんなとき、限定解除する方法があります。

方法は次の2択です。

教習所で講習を受ける

日数は3~5日程度(4時限の講習)、費用はAT限定免許を持っている場合、5万円前後が相場となります。

運転免許試験場で一発試験に臨む

日数は最短1日、費用は技能講習がないので手数料に別途車両使用料がかかり、合計3,000円程度です。

試験場での試験は非常に細かいチェックを受けるので、慣れない車で合格するのは相当難しいでしょう。

教習所での講習を選択するのが無難です。

上記のように後からでも限定解除は可能ですが、検定試験に落ちた場合は都度追加料金が発生します。

費用面では最初からMT免許を取得したほうが少なく済む傾向にあります。

できれば最初からMT免許を選択することをおすすめします。

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まとめ

要点をまとめます。

  • 日本の新車販売は99%がAT車。迷わない人はAT限定免許で問題なし
  • マニュアル、オートマにはそれぞれ良いところ、そうでないところがある
  • MT車の魅力は思いのままに車を操れること
  • MT運転は奥が深い
  • AT限定解除は可能だが、最初からMT免許取得のほうがおすすめ

特にマニュアル免許で取っておいたほうが良い人

  • 運送業や農業に就きたい人
  • 海外旅行でレンタカーを借りたい人
  • スポーツカーや旧車に関心がある、運転したい人

マニュアル車は一見デメリットも多く、オートマ車より運転操作が複雑です。

また、スムーズに車を走らせるためにはそれなりの運転技術が必要となってきます。

楽に運転したいと考えるならば面倒なことですが、思いのままに車を操れる、走る楽しみを与えてくれるのがマニュアル車です。

シフトチェンジ時にうまくエンジン回転数が合っていないとガタガタ振動してしまいますし、半クラッチを長く続けるとクラッチ板の摩耗につながってしまいます。

ですが車と対話し感覚をつかんでいくことで技術が身につき、スムーズな運転ができたときには達成感も生まれ、マニュアル車の運転にはまってくることでしょう。

僕はあまり電子制御に頼った運転はしたくありませんし、燃費の良し悪しも自分次第と思っています。

渋滞時は確かに辛いときもありますが、坂道発進などは慣れますし(それも楽しいと思える)、上記のデメリットはほとんど気になりません。

これから運転免許を取得される方で少しでも迷いがあるならば、ぜひ普通免許を取得し、マニュアル車を運転できる権利を手に入れてほしいです。

30歳以上の社会人、主婦の方に合宿免許をおすすめします。詳しくはこちらの記事を参照ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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