こんにちは。ラッコ。(rakko_s5050 )です。
花粉症がつらいよ~
春は花粉や黄砂がひどく、人だけでなく、車にも辛い季節です。
特に青空駐車していて、「洗車をしてもすぐに汚れてしまう。花粉や黄砂対策はどうすればいい?」と悩んでいる人は多いと思います。
花粉と黄砂の付着は外を走る車にとって、どうしても避けられないものですね。
事前に対策をしておくことで、誰でも簡単に花粉や黄砂の付着を最小限にし、愛車を守ることができます。
それはこまめに洗車をすることです。
「そんな単純なこと?」と思う人もいるでしょう。しかし、花粉と黄砂の付着を放っておくと取返しのつかないことにもなりかねません。
本記事では、花粉と黄砂が車に及ぼす影響や対策、春の洗車方法についてお伝えします。
記事の内容
- 花粉と黄砂の違い、ボディに与える影響
- 花粉・黄砂の事前対策と花粉シミになってしまった場合の対処方法
- 春の洗車方法
花粉や黄砂の多い春に車をキレイに保つコツについて知りたい人は参考にして頂けると嬉しいです。
動画も公開しています。宜しければご視聴ください。
【花粉の特徴と車に及ぼす影響】ベトベト汚れ ペクチンが浸透しシミになる
雨や夜露で濡れることにより花粉から出るペクチンが、乾いて固まると洗車では落ちないシミになってしまいます。
- 黄色っぽい汚れで粘り気がある。
- 雨や夜露で濡れるとペクチンという成分が溶け出し、塗装表面に吸着する。乾燥するとシミになる。
- ペクチンは塗装面に浸食し、場合によってボディの腐食につながる。
- 付着したまま放置しておくとシミが全体にできて洗車で落とせなくなる。
【黄砂の特徴と車に及ぼす影響】ザラザラ汚れ シリカなど硬い鉱物が含まれる
黄砂は非常に小さい粒子でザラザラしており、放置しておくと塗装面が擦れて傷の原因になります。
- 白っぽい汚れ。
- ザラザラとした感触でボディに付着すると傷がつきやすく、塗装にダメージを与える。
- 鋭利で大きい粒子のため、間違った方法で洗車をするとボディが傷だらけになることがある。
- 無機質成分のため、雨が降って固着、乾くとシミ汚れになる。
【花粉、黄砂の対策】 雨の前、こまめな洗車が大切
花粉、黄砂に触れないようにするためには、車をガレージに入れっぱなしにしておかなければなりません。そうでなければ対策は「洗車」です。
雨が降る前に洗車する
花粉がボディに付着するだけではシミになりにくいですが、雨が降ったり夜露に濡れたりして、花粉の殻からペクチンが出ることがシミの原因になります。雨が降る前に花粉を洗車で洗い流しておくのが一番の対策です。
とはいえ、雨に濡れてしまうことは避けられないことがあるでしょう。その場合はできる限り早めに洗車をすることです。
自分で洗車をすることが難しい場合は、この時期だけでも信頼できる業者、ディーラーやガソリンスタンドに手洗い洗車を依頼するのも手です。
洗車機利用の場合は、一旦洗い流してから。
黄砂が付着している状態のまま洗車機を使用すると、ボディ全体に傷がついてしまう恐れがあります。一旦洗い流してから使用するほうが良いでしょう。
こまめに洗車する (洗車頻度をあげる)
花粉や黄砂が固着する前に洗い流すことが大切です。
春は洗車頻度を上げたほうが良いでしょう。1回の洗車時間を短く、回数はできれば週1回程度に増やすのが理想です。
洗車は、シャンプー前に高圧洗浄機を使用、たっぷり水を使い、表面の汚れを洗い流してから、洗浄力の優れた潤滑性の高いシャンプーで力を入れずに優しく洗い落とすのがポイントです。
【花粉シミになってしまった場合の対処方法】ペクチンは熱に弱い
研磨をしない
花粉シミは水染み、雨染みよりやや大きいです。シミを取ろうと研磨をしても取れないばかりか、ボディに傷を入れてしまう原因になります。
研磨作業はシミを除去してからにしましょう。
お湯で塗装を熱する
シミの原因であるペクチンは熱に弱い性質を持っています。塗装面にお湯をかけて、シミを浮き出させます。
手順は次の通りです。
- ルーフやボンネットのシミを確認。
- マイクロファイバークロスを敷いて、その上からお湯をかけ、塗装を熱する。
- お湯に浸したクロスで軽くなじませるようにする。
お湯の温度は、ペクチンが分解される60-70度よりやや高い、80度くらいが良いです。ヤカンなどで沸かしたお湯なら、5分程度おけばすぐに冷めます。
作業は太陽の熱が利用できる、日の出ている時間帯が望ましいです。
夏まで放置する
真夏の炎天下なら熱でペクチンが分解されるのでシミがなくなります。放置して夏まで待つのも一つの手です。
とはいえ、シミがある状態ではコーティングもできませんので、今すぐシミを取り除きたい場合はお湯をかけるのが一番です。
やはり、シミができる前にこまめに洗車をしておくことが大切ですね。
【花粉・黄砂対策】シャンプー洗車の手順(ながら洗車 スノーシャンプーを使う)
花粉、黄砂対策には「こまめな洗車」が大切とお伝えしました。春に適したシャンプー洗車の手順を紹介します。
3月上旬、2週間洗車をしていないとボンネットがこのような状況になっていました。
雨には降られていませんが、平日の日中は屋外駐車をしています。
【STEP 1】洗車道具を準備する
- バケツ
- カーシャンプー
- マイクロファイバークロス
【バケツを選ぶ】 傷つき防止にグリッドガードつきがオススメ
花粉の硬い汚れがタオルに付着するのを防ぐため、グリッドガードつきのバケツが好ましいです。
バケツの底部分に入れるプラスチック製の網。入れておくとクロスやスポンジに付着した砂や泥、小石が網の下に分離する。よってクロスをバケツの中に入れてもそれらが再付着するリスクを軽減でき、ボディに傷がつくのを防止できる。
洗車場に持っていく人には折りたたみバケツが便利です。
【KAMIKAZE COLLECTION】 DETAILING MOBILE BUCKET (グリッドガード別売り)を使っています。
【カーシャンプーを選ぶ】 状況に応じて使い分ける
2種類のシャンプーを状況に応じて使い分けていきます。ながら洗車のカーシャンプーを使っています。
- 汚れ剥がし、洗浄力・潤滑性に優れたシャンプー:【ながら洗車】スノーシャンプー
- 洗浄力が強く、脱脂ができるシャンプー:【ながら洗車】Degreasing Shampoo(脱脂シャンプー)
【日々のメンテナンス】:ながら洗車 スノーシャンプーで花粉汚れを除去
商品について詳しくは、【ながら洗車】スノーシャンプーを参照ください。- 配合されている特殊リモネン(※)泡でしっかり花粉汚れを剥がし取る。
- ココナッツオイルの潤滑層がボディと黄砂汚れの摩擦を減らし、極力傷つけずに汚れを落とす。
柑橘類の皮に多く含まれる精油成分。植物由来で安全性が高く、爽やかな香りでリラックス効果がある。高い洗浄効果あり、汚れを剥がす作用をもっている。
【コーティング・ワックス施工前】ながら洗車 Degreasing Shampoo(脱脂シャンプー) でしっかり脱脂
商品について詳しくは、【大人気】ながら洗車 脱脂シャンプー&マルチクリーナー レビュー 脱脂から虫汚れまで使える を参照ください。
スノーシャンプーより洗浄力の強いシャンプーです。
コーティングやワックス施工前には、ボディに付着している大気中の排気ガス、アスファルトに含まれる油分を除去し、コーティングの皮膜を塗装面にしっかり形成させることが大切です。この油分を取り除く作業が脱脂です。
Degreasing Shampooを使えばシャンプー洗車だけで脱脂ができます。
虫汚れ・ピッチタール汚れにはマルチクリーナーを活用
頑固な泥汚れや虫汚れ、ピッチタールはスノーシャンプーだけでは取りきれません。シャンプーの前に脱脂シャンプーを薄めて作ったマルチクリーナーで予備洗浄しておきます。
*大人気につき品切のことが多いです。随時再販されますのでこまめにチェックお願いします。
【STEP 2】カーシャンプーを泡立てる
バケツに適量のシャンプーを入れて水を注ぎ、十分泡立てます。
【STEP 3】高圧洗浄機を使ってボディ全体を洗い流す
高圧洗浄機を使って、できる限り表面の花粉、黄砂を洗い流します。
【STEP 4】カーシャンプーと手洗いクロスでボディを洗う
使用する手洗いクロスは?
- スノーシャンプー ⇒ スノーミット(スノーシャンプー・スノーミットセットに付属)
- 脱脂シャンプー ⇒ 毛先の長いマイクロファイバークロス(白)
クロスの特長は次の通りです。
- スノーミット:水分を含んでも軽くて扱いやすく、力を入れずに滑らせるだけで洗える。
- 毛先の長い白色クロス:水分を含むと重くなり、より洗浄力強く、汚れをかき取ることができる。
- 下回り用クロス(青):サイズが小さく地面にクロスが触れにくく洗いやすい。
いずれのクロスも柔らかくボディを傷つける心配がほとんどありません。クロスの自重だけで滑らせて洗えます。
シャンプーにたっぷり浸したクロスで、ボディ表面を優しく力を入れずに撫でるように洗います。
マイクロファイバークロスについては、【ながら洗車】マイクロファイバーⅪ マイクロファイバークロスを参照ください。【STEP 5】ボディを洗い流して拭き上げる
ボディにシャンプーが残らないよう洗い流し、固く絞ったタオルで水拭きし、乾拭きします。
水滴が残っていると水道水に含まれるミネラル分がシミの原因になります。純水使用の場合でも、花粉時期では花粉が水に濡れることでシミとなるので、拭き上げを省かないほうが良いです。
いきなり大判タオルを使うと、花粉がボディに残っていた場合に、花粉を引きずってしまい傷つきのリスクになります。先に小さめのタオルで水拭きしてから使うと良いでしょう。
【STEP 6】研磨・コーティング施工する
花粉シミがないことを確認し、必要に応じて研磨作業、コーティング施工します。
【まとめ】対策によりダメージを減らせる こまめな洗車で快適なカーライフを
要点を整理します。
- 花粉は雨や夜露で濡れるとペクチンが溶け出し、乾燥してシミになる。
- 花粉シミを放置すると洗車では落とせなくなる。
- 黄砂は鋭利で大きい粒子のため、間違った方法で洗車すると傷つきのリスクになる。
- 黄砂も花粉と同様、雨が降って固着するとシミ汚れになる。
- 花粉・黄砂対策は、できるだけ雨が降る前に洗車をすること。他の季節より、こまめな洗車を心がけるのが大切。
- 花粉シミになってしまったら研磨をしないこと。シミはお湯をかけて落とすことができる。
- 花粉シミは夏になれば太陽熱で自然に落ちる。
- カーシャンプーは洗浄力が強く、潤滑性が高いものを使い、優しくボディをこする。
花粉、黄砂の付着は避けられませんが、対策によりダメージを減らせます。
春はこまめな洗車を意識して、キレイな車を維持、快適なカーライフを楽しんでいきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。