こんにちは。ラッコ。(rakko_s5050 )です。
ガラスコーティングって施工が難しいからプロに頼むしかないですよね…?
ネットの記事を見ても、「ガラスコーティングはやり直しがきかない、DIYでやるべきではない」という情報が見受けられます。
ガラスコーティングは施工が難しく失敗しそう。素人がDIYはリスクが高いなぁ…。
そんな考えを打ち破ってくれたガラスコーティング剤が、ながら洗車『ファストガラス』です。
『ファストガラス』を使えば、誰でも簡単に、ほぼ失敗することなくガラスコーティングを施工できます。
実際に初めてガラスコーティングの施工を試みて、思いのほか簡単に施工することができました。
『ファストガラス』はガラスコーティングDIYのハードルを大幅に下げてくれた非常に良い商品です。
- 『ファストガラス』の特徴
- 『ファストガラス』のメリット・デメリット
- 『ファストガラス』購入をおすすめしたい人・施工の注意ポイント
ガラスコーティングを自分で施工してみたいけど勇気がでない方、施工環境が整っておらず諦めている方、など参考にして頂けたら嬉しいです。
きっと「これなら自分もできそうだからやってみよう」という気持ちになれるでしょう。宜しければ最後までお付き合いください。
ガラスコーティング施工前の下地処理について別記事で紹介しています。
宜しければ【必見】車のガラスコーティング 下地処理が必要な3つの理由 も合わせて参照ください。
【購入の経緯】 ハードルが高かったが、チャレンジしてみたくなった
ながら洗車さんの商品を使い始めたときから『ファストガラス』の存在を知っていましたが、説明書動画を見ることもなく、あまり関心がありませんでした。
硬化時間が短い、屋外で施工可能といっても最低2時間は硬化させる必要があり、硬化系コーティングのDIYはハードルが高いと感じていたからです。
その上、自宅には施工環境がありません。よってなかなか手を出せませんでした。
しかしながら、SNSでは『ファストガラス』を施工している人が多く、商品も大好評で品切状態、何とかできないものかと考えはじめました。
YouTube ながら洗車チャンネル内で、代表のRyoさんに次の言葉がありました。
「簡易コーティングのみと、ベースにガラスコーティングを施工しているのとでは世界が違う。2ランクは上がる。」
その言葉を受けて「施工は洗車場で何とかなるだろう。チャレンジしてみたい。」そう思いいざ購入、と思ったら売り切れ…。
セール期間中には買えませんでしたが、再販された瞬間に購入しました。
【商品概要】 耐久性3年・有機質と無機質のハイブリッドコーティング
ガラスコーティングのデメリットは水シミ雨染みのリスクです。ファストガラスはそのリスクを抑えた、短期硬化型ガラスコーティング剤です。
プロレベルの施工をDIYでできるよう徹底追求されています。
【特長】硬化時間が短い、シミになりづらい
- 通常は1ヵ月程度かかるガラス硬化速度を2時間に短縮。
- 有機質と無機質のハイブリッドコーティング。
- 硬さとガラス成分量を抑えているため、水シミ雨染みになりづらい。
- 耐久性は3年。
【使い方】下地処理後に1パネルごとに施工、乾燥させる
1パネル毎の施工です。
- 付属の「BASE」で下地処理を行う。
- 付属のアプリケーターに最初は少し多めに溶剤を垂らし、四角を描いて中を塗っていく。
- 濡れ性が出るくらい縦横で2度塗りして塗り伸ばす。
- 付属のマイクロファイバータオルですぐに拭き上げる。
- 確認し、ムラがあればタオルで塗り伸ばす。
- 2時間乾燥させる。
- 2~3ヵ月経って水シミ雨染みがついてきたら、「BASE」を使ってメンテナンスを行う。
【商品内容】 BASEやマイクロファイバーなどの豪華セット
- ファストガラス:20ml
- BASE 120ml
- 塗布用スポンジ(コーティングアプリケーター) 2個
- マイクロファイバー(エッジレス)ラベンダー3枚
- マイクロファイバー(エッジレス)エメラルドグリーン1枚
- マイクロファイバーアプリケーター(緑) 1個(サプライズ品) …下に入っています。
- 商品説明書 …下に入っています。
水シミ雨染みになりづらい、2時間で完全硬化、『BASE』との相性抜群
ファストガラスの特徴です。
- 無機質と有機質の化合物が含まれている。
- 硬化促進剤配合により硬化時間が大幅に短縮されている。
一般的なガラスコーティングとファストガラスの比較です。
内容 | 一般的なガラスコーティング | ファストガラス |
---|---|---|
初期硬化時間 | 24時間 | 30分 |
完全硬化時間 | 約1ヵ月 | 2時間 |
成分 | 無機質 | 無機質と有機質のハイブリッド |
特徴 | ・有機質の汚れに強く劣化しづらい。 ・水シミになりやすい。 ・硬化時間中の水は厳禁。 | ・屋外でも施工可能。 ・有機質が含まれるので水シミになりにくい。 |
ファストガラスは有機質を含むことにより、同じ有機質の塗装面との密着性が高まります。逆に無機質の水とは結合しにくくなるため、水シミになりにくいのです。
ファストガラスは30分経てば少しなら水に濡れても大丈夫(すぐに拭き取ったほうが良い)、2時間で洗車もOK。
それでもどうしても水シミはつく。ではどうすれば?
どうしても多少の水シミの付着は避けられません。次の方法で予防、解消できます。
- ファストガラスの上にレジン系のコーティング(有機質系コーティング)を乗せてメンテナンスする。それによって水シミを防ぐことができる。
- 水シミがついてきたら下地処理によるメンテナンスでレジン系コーティングを除去する。
- 有機質系コーティングを重ねていくと 有機質(砂汚れなど)や無機質(水シミなど)汚れが付きづらくなる。
下地処理については、【超絶簡単!】 誰でもできる 車のコーティング施工前 下地処理 で詳しく説明しています。宜しければ参照ください。
シリコーンレジン配合『BASE』 と相性抜群
『BASE』も『ファストガラス』同様、有機質と無機質のハイブリッドです。『BASE』の施工は次の効果があります。
- 『BASE』の上から有機質を含む『ファストガラス』を重ねれば、有機質同士の結合により、双方がより密着する。
- 『BASE』で傷を埋め、塗装面が整うことにより、『ファストガラス』の乗りが良くなる。
『BASE』について【簡単】誰でもできる下地処理 【ながら洗車】BASE 商品レビュー で詳しくレビューしています。宜しければ参照ください。
【メリット】 簡単施工・失敗しにくい
主なメリットです。
- 経年劣化を防げる。
- 耐傷性が上がる。
- 防汚性が上がる。
- 屋外で施工できる設計のため、乾燥時間がいらない。
- 誰でも簡単に施工でき、失敗しにくい。
- ムラになりにくい。ムラになっても『BASE』で落とせる。
- コスパが良い。
- リセット(除去)がしやすい。
- 樹脂、ヘッドライト、ホイール、メッキにも施工できる。
- 重ね塗りができる。
- ディーラーガラスコーティングの上からでも施工可能。
施工が簡単
施工が簡単なのは最大のメリットです。
天候に注意するのと、前もって施工手順を確認しておけば難しくありません。ただし次のような日は施工を避けましょう。
- 夏の炎天下
- 風の強い日
- 雨が降りそうな日
ムラになりにくい
口コミでもムラになりにくいというコメントが多い印象です。個人的に溶剤の伸びは特別良く伸びるとは感じませんでしたが、ふき取り作業は楽で、あまりムラにはなりませんでした。
ただし、拭き残しがあったりと全くムラなく施工するのは難しく、施工から2日後に若干ムラのある箇所を発見しました。
しかし、『BASE』で整えると簡単に消すことができました。
『BASE』は『ファストガラス』自体を落とすことはないのでファストガラス施工後に使用しても安心です。
施工後は硬化前にいろんな角度から、またライトを当てたりしながら確認作業を行うと良いでしょう。自分は十分にできておらず反省点です。
リセットがしやすい
『ファストガラス』はそれほど硬くなく、硬度は塗装より少し硬い4Hと説明書に記載があります。
強めのコンパウンドで簡単に落とせてリセットがしやすいので、その点安心感があります。
重ね塗りができる
重ね塗りをすることにより、艶や防汚性、耐傷性が上がりますが、反面、施工時に重ならないように気をつけないとムラになります。
また、あまり重ね塗りしすぎるとクラック(ひび割れ)をおこすことがあります。
重ね塗りをする場合、2~3層が推奨されています。
僕は1層目を施工して2時間後、2層目を施工しました。時間がある方は、1週間程度置いてから2層目を施工することをおすすめします。
2層目は使い終わったスポンジ、マイクロファイバーをそのまま使うとボディに傷をつける可能性があるので、
新しいものを使うようにします。
ながら洗車商品共通のメリット
- 商品の使い方は説明書に詳細が記載されている上、YouTube動画の説明書でも丁寧に解説されていて理解しやすい。
- 30日間品質保証。万全なサポート体制。
- 公式LINEアカウントにて洗車やコーティングの悩みなどを気軽に相談可能。万が一の不良品の際にも対応可。
【デメリット】 天候・重ね塗りしすぎに注意する
反面、デメリットです。
- 価格が高い。
- 水シミがつかないわけではない。
- 屋外施工をするときは施工日の天候に注意する必要がある。
- 撥水性は抑えられている。
- 重ね塗りをしすぎるとクラック(ひび割れ)のリスクが上がる。
- ガラス、ゴム面には使えないのでマスキングをしたほうが良い。
- 消費期限の半年以内に使い切る必要がある。
- 売り切れてしまうほど大人気です。素早い購入をおすすめします。
価格が高い
価格は1万円弱と安くないのですが、業者へ依頼する場合のガラスコーティング施工相場は約8万円です。それと比べると大変安価になっています。
むしろこの値段で、『BASE』やマイクロファイバータオルなど付属品も多いことを考えると、コスパは悪くありません。
容量が少ない!?
以前の口コミでは結構溶剤が余ったというコメントが多かったです。
- 容量が以前の30ml から20ml に減っている。(2022年9月現在)
- 施工台数は1~3台分くらい。
- コンパクトカー2層の施工でしっかり全部使い切った。(少し厚塗りしています。)
欲を言えば樹脂部分にも施工したかったのでもう少し容量が欲しいです。
しかしながら、もともと採算が取れていないということで、ガラスコーティングの相場から考えるとこれでも十分コスパは良いと考えています。
水シミが目立ってきたら下地処理のタイミング
水シミ対策がしてあるとはいえ、どうしても水シミの付着は避けられません。水シミが目立ってきたら下地処理のタイミングだと考えます。
屋外施工は天候に注意
屋外である以上、常にホコリや砂がかかる可能性があります。施工日を風の弱い日にするなど極力リスクを抑える必要があります。
しかしながら、乾燥時間が不要、屋外で施工可能ということでハードルがかなり下がっています。
撥水性はあまり得られない
硬化時間が短い代償として、撥水性が抑えられた微撥水となっています。
より強い撥水性を得るには『ファストガラス』の上からレジンコーティングなどを上塗りすれば良いので問題ありません。僕は『ファストガラス』だけでも結構撥水していると感じました。
気を付ければマスキングをしなくて大丈夫
施工の際、面倒なのでマスキングは一切しませんでした。ただし、ゴムや窓ガラスには使えないため心配な方はできればマスキングをした方が良いです。
窓ガラスに少しついてしまいましたが、濡れタオルで拭きあげたら取れました。時間が経つと取れなくなる可能性があるので注意したほうが良いでしょう。
【おすすめ】施工を楽しめる人
ファストガラスの施工は次のような人におすすめです。
- DIYガラスコーティングに関心があるが、ハードルが高く諦めていた人。
- 簡易コーティングの効果をより発揮させたい人。
- 防汚性を最大限高めたい人。
- 年数を経ても塗装をくすませたくない人。
- 洗車が好きで、楽しいと思える人。
今回洗車場で施工しました。
長時間滞在できる洗車場であれば問題なく施工できます。
2層の施工で計4時間の硬化時間含め、洗車場に早朝から9時間近く滞在することになりました。
『ファストガラス』の施工は、洗車が好きな人、マメに洗車できる人が向いている。
ファストガラスは1日で施工完了できるのが大きな魅力ですが、休日を1日洗車で費やしても苦にならない人が良いですね。洗車や愛車のメンテナンスを楽しめる人に限ると思います。
ガラスコーティングをしたから洗車をしなくて良いことにはならず、メンテナンス洗車の継続が必要なのでマメに洗車できる人が向いています。
まとめ
『ファストガラス』を施工してから簡易コーティング剤を乗せましたが、確かに今までと世界が違うなぁと感じました。
気持ちの面と、艶感、水弾きなどの見かけだけでなく、防汚性、耐傷性が確実に上がっているので、効果は徐々に感じてきます。
ガラスコーティングの施工前には下地処理が重要なので、その部分はしっかりと行う必要があります。
早くトップコート剤を施工したいという気持ちがあると思いますが、そこは焦らず、ぐッとガマンして下地処理は手を抜かずにしっかりと行いましょう。
今一度、施工の注意ポイントをまとめます。
- 施工日の天候、説明書や動画を見て手順を確認しておく。
- 施工前に下地処理を行う。(鉄粉やスケールは極力取り除いておく)
- 薄く伸ばすように、極力重ならないように意識しながら丁寧に行う。
- 素早く拭き取り、いろいろな角度から見てムラがないか確認する。
- 施工を楽しむ。
初めての施工、反省点
初めての施工でいろいろ反省点がありました。
- 下地処理は念入りに行ったが、年数が経っており『BASE』では取り切れない水シミや小傷があった。
- やや雑になってしまったり、確認作業が手薄になってしまった箇所がある。
- 拭き上げを1枚のクロスでやってしまった。(まず粗拭き後、別のクロスで再度拭き上げたほうが拭き残ししにくい。)
- 力を入れすぎて少し傷を入れてしまった。
『BASE』では取れなかった汚れや傷に膜をかぶせてしまったことになり、『ファストガラス』をリセットしなければ除去できません。次回施工するときがあれば注意したいと思います。
『BASE』で取れなかった小傷を除去するために研磨をやってみました。
研磨に関心がある方は【車磨き初心者】シミ・洗車傷 DIY研磨でキレイに整える! 初めて磨きにチャレンジしてみた! を参照ください。
『ファストガラス』は本当に簡単に施工できるので、気になっている方はぜひチャレンジみてください。
ながら洗車 『ファストガラス』 (購入の際には、販売元:ながら洗車 をご確認ください)
「ファストガラス」施工前にはながら洗車チャンネルの関連動画の視聴をおすすめします。
商品説明書がついていますが、動画の方が細かく説明されています。
Youtubeながら洗車チャンネルの動画説明書は下記のリンクから。詳しい使い方はこちらを参照ください。
下記の関連動画も参考になります。
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最後までお読みいただきありがとうございました。