こんにちは。ラッコ。(rakko_s5050 )です。
梅雨シーズン、そして夏のゲリラ豪雨など、雨の中運転することは多いです。
ワイパーをしているのにギラギラしたり、水が滲んでしまい前が良く見えない、そんなことないでしょうか?
それはガラスについた油膜が原因です。
特に夜間だと対向車のライトや信号機の明かりが反射してしまい、ますます見にくく大変キケン。
やっかいなことに、このガラスについた油膜やウロコ汚れはシャンプー洗車では落とすことができません。
専用の溶剤を使ってガラスの油膜やウロコをしっかり除去、その上で撥水剤を塗り込むことで雨の中でも快適にドライブすることができます。
ぼくは今までガラス撥水剤を塗り重ねてしまったり、カーディーラーに撥水だけお願いしていたことがありましたが、求めていたほどの撥水効果、耐久性が得られませんでした。
- 油膜汚れとウロコ汚れの違い
- 下地処理の重要性
- 【ながら洗車】ガラスポリッシュを使った油膜・ウロコ除去手順
- 【ながら洗車】スプラッシュ&リムーバーを使った撥水処理手順
- 【プロスタッフ】キイロビン クイックマジックゴールドを使った油膜除去
今回、【ながら洗車】ガラスポリッシュ スプラッシュ&リムーバーセットを使って、しっかり全面の窓ガラスをキレイにしていきました。
宜しければ最後までご覧ください。参考にして頂けると嬉しいです。
「油膜汚れ」と「ウロコ汚れ」の違い
油膜とウロコ、何が違うの?まずは見分け方です。
- 油膜:乾いた状態で分からないが、水拭きすると確認できるシミのようなもの。
- ウロコ:乾いた状態でも確認できる白いシミのような跡。
「油膜汚れ」の原因
雨や夜間走行時、窓ガラスがギラギラして前が良く見えないことがあれば油膜が原因です。
主な成分はシリコンで、空気中の油が付着し油の膜が形成されたものです。
これがやっかいなことに洗車や水拭きでは落とすことができません。
乾いた状態では分かりませんが、水拭きしてシミが表れてくれば油膜がついていることになります。
主な原因は次の通りです。
- 大気中の排気ガス。
- 雨で溶け、流れ落ちて劣化したコーティング剤やワックス。
- 他の車が跳ね上げた道路の油分が含まれた水。
- 雨に含まれる大気中の油汚れ。
「ウロコ汚れ」は研磨して削り落とす
窓ガラスが乾いた状態でもウロコ状の汚れが確認できれば、それは油膜が積み重なって進行したものです。
洗車時にガラス面の水分を拭き取らないと、乾いてしまい、固着して白くプツプツとした汚れになってしまいます。水道水に含まれる不純物が汚れとして固着してしまうのです。
ほおっておくとどんどん厚みを増して取りにくくなっていきます。
ガラスのウロコはボディの水垢と違って洗剤で洗って落ちるものではありません。
市販の油膜取り剤を使用してもウロコはキレイに落とすことができず、除去するには研磨して削り落としていくことになります。
ガラスも下地処理が重要
撥水コーティングをしてずっとそのままにしていないでしょうか?
劣化した撥水コーティングや油膜、汚れが残っているまま、撥水コーティングを塗って重ねてしまうと、次の通り良いことはありません。
- 十分な撥水効果が得られない。
- 本来の耐久性を得ることができない。
- どんどん見えにくくなる。
撥水剤の主成分はシリコンで、劣化したシリコン自体が油膜となってしまうのです。
そしてそのままの状態で撥水コーティングをする、つまりシリコン被膜を重ねることにより、油膜や汚れを閉じ込めてしまうのですね。
その結果、ガラス表面が凸凹し、視界が悪くなる上、ワイパーびびりの原因にも…。
油膜をしっかり除去、キレイにリセットし、下地を整えてから撥水剤を塗り込むのが重要です。
【ながら洗車】ガラスポリッシュ/スプラッシュ&リムーバーで定期的なメンテナンス
まずガラスポリッシュで油膜、ウロコ取り、そしてスプラッシュ&リムーバーで撥水コーティングをしていきます。
ガラスポリッシュ、スプラッシュ&リムーバーとは
- ガラスポリッシュ:窓ガラスの油膜、ウロコを簡単に手磨きで落とすことができるガラス用研磨剤。
- スプラッシュ&リムーバー:油膜除去と撥水が同時にできる強撥水油膜除去剤。
商品内容
次のものが入っています。
- スプラッシュ&リムーバー 120ml
- ガラスポリッシュ 60ml
- マイクロファイバーアプリケーター(黄色)2個
- マイクロファイバー 薄紫(エッジレス) (40cm×40cm)
- 窓ガラス用マイクロファイバータオル(サプライズで入っていました)
- 説明書(カラー)
ガラスポリッシュで油膜とウロコをしっかり落とし、リセットする。
まずは油膜とウロコ落とし。撥水剤を塗り込む前の準備(下地作り)です。
乾いた状態のリアガラス。ウロコ汚れが確認できますね。
洗車時に水滴をしっかり拭き上げられていなかったのが原因だろうなぁ。
施工手順
- 窓ガラスを洗浄、拭き取り。
- 窓枠にマスキング。
- マイクロファイバーアプリケーターやタオルを濡らして固く絞る。
- ガラスポリッシュをアプリケーターになじませて小範囲ごとに円を描くように手数多く磨く。
- キワについたウロコは固く絞ったマイクロファイバータオルを使って磨く。
- 水をかけて油膜除去をチェック。
- ガラスポリッシュ(研磨剤)を除去。
1.窓ガラスを洗浄、拭き取り
シャンプーを使ってよく洗浄、水分を拭き取ります。
2.窓枠にマスキング
窓枠全体にマスキングテープを貼ります。
気をつければマスキングしなくてもOK。
気になる人はもちろんしたほうが良いですが、樹脂についてしまったとしても、すぐに濡れタオルで拭き取れば取れます。それほど気にしなくても大丈夫です。
僕は面倒でしたので、一部分のみ貼り、ほとんどやっていません。
3.マイクロファイバーアプリケーターやタオルは濡らして固く絞る
ガラスポリッシュは強めの研磨剤と洗浄成分が含まれています。
ガラスを傷つけることがないよう濡らしておくと安心です。
4.ガラスポリッシュをなじませて小範囲ごとに円を描くように手数多く磨く
よく振って、硬く絞った付属のマイクロファイバーアプリケーターに適量(2本線)を塗布。
手数多く磨くとだんだん水を弾かなくなってきます。そうなれば油膜が取れていることになります。
手が疲れてきますが根気よく磨いていくと、わりとすぐに油膜が取れます。
これはめちゃくちゃ簡単
5.キワについたウロコは固く絞ったマイクロファイバータオルを使って磨く
アプリケーターだと細かい部分が磨けないので、キワの部分はマイクロファイバータオルに適量スプレーして磨きます。
細かく縦横で磨くのがポイント。キワまで磨いたので部分的にマスキングしました。
6.水をかけて油膜除去をチェック
水をかけると親水状態になりますが、撥水している部分(赤丸の部分)があれば磨き残しなので、再度アプリケーターか、狭いところはマイクロファイバータオルでピンポイントで磨いていきます。
撥水している部分がなくなるまでこの作業を繰り返すのだけど、窓ガラス全面だとちょっと根気がいるかも…。
7.ガラスポリッシュ(研磨剤)を除去
マルチクリーナーをふきかけて、できれば水で洗い流し、しっかりと研磨剤を除去します。
水で洗い流せない場合は、次の手順で除去していきます。
- マルチクリーナーをふきかける。
- 固く絞ったマイクロファイバー手洗いクロスで拭き上げる。
- さらに別の固く絞ったマイクロファイバータオルで泡がなくなるまで完全に拭き上げる。
洗車場で何度も自由にホースを使える環境にないため、再施工した部分は上記の方法で研磨剤を落としました。
再度水を流して確認してみると、このように親水状態(弾いている部分なし)になりました。
ふぅ、ようやく下地処理完了。疲れた。
スプラッシュ&リムーバーで撥水処理を行う
いよいよ、ガラスを十分乾かし、ようやく撥水剤を塗り込みます。
施工手順
- 窓ガラスが完全に乾いていることを確認。
- 乾いたマイクロファイバーアプリケーターに適量(最初は少し多め8~12プッシュ)塗布。
- 四角を描き、中を縦横または円を描くようにしっかり塗り込む。
- マイクロファイバータオルで拭き上げてムラを取る。
2回目以降は洗車後にスプラッシュ&リムーバーをマイクロファイバーに適量プッシュし塗り込み、拭き上げすることで軽度の油膜は落とすことができます。
施工後30分で8割定着。濡らさずに一日置くと完全定着するのでベストです。
さぁ、どれだけ撥水するのか。雨が降るのが楽しみです。
ウロコもしっかり取れてキレイになりました。
今回使用した他のアイテム
今回の作業では次のアイテムを使いました。
ながら洗車 脱脂シャンプー 10倍希釈マルチクリーナーとして (ガラス洗浄に使用)
ながら洗車 マイクロファイバーⅪ (ガラス磨き、拭き上げに使用)
【コーナン】蓄圧式洗車クリーナー (窓ガラスへの水噴射で使用)
【プロスタッフ】キイロビン クイックマジックゴールドで油膜除去
油膜取り専用としては市販品で安価に購入できる、プロスタッフから発売中の「キイロビン クイックマジックゴールド」もオススメです。
スポンジ付きのハンディーボトルで、手軽に施工できます。洗車後の水滴が残ったままでOK。(ただし水滴が少ないほうが研磨力が上がるので良いと思いました。)
【まとめ】窓ガラスも定期的なメンテナンスが必要
今回使用した溶剤の施工頻度について、ガラスポリッシュは半年~1年、スプラッシュ &リムーバーは1~2ヶ月が推奨されています。
ガラスポリッシュは思いのほか簡単かつ時短で油膜を取ることができ、キレイにリセットができるので、かなりおススメです。
スプラッシュ &リムーバーの耐久性はやや短く、より耐久性を求めるならば他の撥水剤を検討しても良いかも知れません。
ただし、いくら耐久性のある撥水剤であっても油膜になってしまうことは避けられないので、ぼくはこのスプラッシュ&リムーバーを使ってこまめに油膜を落としながら撥水コーティングをしていきたいと思います。
いずれにしても定期的なリセットを含むメンテナンスは必要ですね。窓ガラスもボディも下地作りが大事です。
窓ガラスを常にキレイに保ってクリアな視界を確保し、安全運転に努めていきましょう!
自宅で洗車できない方向けに、誰でも簡単にできる洗車のコツとやり方をまとめています。宜しければこちらも参照ください。
【マンション住まい必見!】洗車はどこで?どうしてる? キレイを維持するための簡単な方法・コツ
作業の様子を動画にしています。宜しければご視聴ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。