こんにちは。ラッコ。(rakko_s5050 )です。
タイヤ・ホイールってどうやって洗ってる?
タイヤ、ホイールは地面に近く、最も汚れているパーツといっても過言ではありません。
洗車をしてボディがピカピカでもタイヤが泥まみれ、ホイールがブレーキダストで黒ずんでいたのでは、ピカピカボディが台無しですよね。
やっかいなことにタイヤ・ホイールには砂、泥、ホコリ、オイル、ブレーキダストなどの汚れが付着しやすく、簡単には取りにくいです。
特にオイルやブレーキダストなどの汚れを放置するとゴムが変質し、タイヤを傷めてしまうことになりかねません。
定期的に洗い、同時に釘などがささっていないか、空気圧が適正値になっているか安全性もチェックしておきましょう。
- 洗車場でのタイヤ・ホイールの洗い方。
- オススメの道具・溶剤。
- 水性タイヤワックスがおすすめ、その理由。
しっかり足元からキレイにすると全体の仕上がり感・満足感が違います。
洗車場での作業は不便なことが多いです。そのような環境でもできるだけ簡単にキレイにできるよう工夫したいと考えています。その点含めて参考にして頂けると嬉しいです。
当記事で紹介している道具を使ってタイヤ・ホイールを洗う様子を2分程度の動画にしています。宜しければ合わせて参照ください。
【洗う順番】タイヤ・ホイールは最初に洗い、最後に仕上げ洗いをする
洗車をするときボディは上から下にかけて洗うのが基本です。それではタイヤ・ホイールは最後に洗うのが正しいでしょうか?
答えは「いいえ」。タイヤ・ホイールは最初に洗うのが正しい方法です。
ボディの下回り、タイヤ・ホイールは泥汚れ、油汚れ、ピッチタール汚れ、ブレーキダストなど他の部分に比べて汚れがひどくなりがちです。
舗装して間もないアスファルトや工事現場、夏の日差しで暑く焼けた道路等を走行したときに、タイヤで跳ね上げられることによりボディ表面に付く油系の付着物。走行場所や使用環境によって差があるが、ほとんどの車に付着している。付着したあと温度が下がると硬く固まってしまうため、シャンプーでは落ちない。
ボディを洗い終わった後にタイヤ・ホイールを洗うと、せっかくキレイにしたボディに汚れが飛び跳ねてしまい、もう一度ボディを洗うことになってしまいます。
逆にタイヤ・ホイールをキレイにしてからボディを洗っても、タイヤ・ホイールにボディの汚れがついてしまうことがあります。
よってタイヤ・ホイールは最後にもう1回仕上げをしてキレイにします。
順番としては、次の手順で行うと良いでしょう。
- タイヤ・ホイールを洗う。
- ボディを上から下にかけて洗う。
- タイヤ・ホイールの仕上げ洗いをする。
【準備するもの】クリーナー・ブラシ・タオル
次のものは揃えておきたいですね。
- タイヤクリーナー(カーシャンプー)
- ホイールクリーナー
- マイクロファイバータオル
その上、次のものを揃えておけば、よりクオリティを高められます。
- 鉄粉除去剤
- タイヤブラシ・ホイールブラシ・ディテーリングブラシ
- 撥水コーティング剤
- タイヤワックス
- 蓄圧式フォームガン(噴霧器)
【洗浄方法】時短で簡単洗浄 or 泡噴射でジックリ洗浄
特に洗車場でのタイヤ・ホイールの洗浄において、実践している一例です。
「時間をかけず簡単にキレイにする方法」と、「カーシャンプーを噴射してじっくりキレイにする方法」の2パターンを使い分けています。
【方法①】時間をかけずに簡単にキレイにする
手順は次の通りです。
- タイヤの洗浄
- ホイール・キャリパーの鉄粉除去
- ホイールの洗浄
- ブラシを使ってタイヤ・ホイールを手洗い
- すすぎ(洗車)
- 拭き上げ(ボディ)
- ホイールの撥水コーティング
- タイヤワックスで仕上げ
【STEP 1】タイヤの洗浄
できれば高圧洗浄機の水圧でタイヤ・ホイールの汚れを洗い流しておき、タイヤにタイヤクリーナーを吹きかけておきます。
最初から高圧洗浄機を使えなければ、バケツかフォームガンで水をかけても良いです。(洗車場だと最初からは使えませんね)
【クリンビュー】ノータッチUV を使ってます。
スプレーするだけで簡単にタイヤの艶出しと保護ができます。安いので1本持っておくと便利!2本セットもお得です。
【STEP 2】ホイール・キャリパーの鉄粉除去
鉄粉が付着していそうなら、ホイール、キャリパーに鉄粉除去剤を吹きかけます。鉄粉除去剤は【ながら洗車】アイアンデリートが便利です。
吹きかけて3~5分程度放置すると、鉄粉に反応した箇所が赤黒色に変化します。
【STEP 3】ホイールの洗浄
Degreasing Shampoo 脱脂 カーシャンプー 10倍希釈、マルチクリーナーとして使用しています。Degreasing Shampooについて詳しくはレビュー記事【ながら洗車 脱脂&マルチクリーナー】感想レビュー 人気カーシャンプー Degreasing Shampoo これ一本でOK! を参照ください。
*大人気につき品切のことが多いです。随時再販されますのでこまめにチェックお願いします。
ホイールにスプレーすると同時にタイヤハウス、サイドの下回りやフロントバンパーにもスプレーします。
虫汚れやピッチタール汚れにも効果的、汚れを柔らかく浮かして予洗いしておきます。
【STEP 4】ブラシを使ってタイヤ・ホイールを手洗い
【ながら洗車】アウトショットでタイヤ・ホイールの汚れを大まかに洗っていきます。毛先が非常に柔らかく、ホイールに傷をつけません。これだけでタイヤ、ホイール洗浄を大まかに完結できますね。
【STEP 5】洗車開始(よくすすぐ)
ボディの洗浄と同時に高圧洗浄機でタイヤハウス内、タイヤ・ホイールをよくすすぎます。
【STEP 6】拭き上げ
ボディの拭き上げです。タイヤに再度【クリンビュー】ノータッチUV を吹きかけるとより効果的です。
ボディの拭き上げは大判タオル【GYEON】SilkDryer(シルクドライヤー)を使っています。【STEP 7】ホイールの撥水コーティング
【ながら洗車】シリコンシャンプー を使ってホイールのコーティングと洗浄を行います。
シリコンシャンプーについて詳しくはレビュー記事【解決】簡単施工でヌルテカボディ 【ながら洗車 シリコンシャンプー】感想レビュー を参照ください。
シリコンシャンプーで吹きかけた後クロスで拭き、もう一枚のクロスで仕上げ拭きをするとホイールにツヤが出せます。
【コストコ】マイクロファイバーはコスパ良く、惜しみなく使えます。
マイクロファイバークロスセットの【ながら洗車】マイクロファイバーⅪにはホイール用のタオル(グレー)が入っています。
ブロワーを活用しましょう
ブロワーでホイールの水滴を吹き飛ばすと、時短かつ効率的です。
【ながら洗車】シリコンシャンプー で撥水コーティングをした後はブロワーの風で簡単に水を飛ばすことができます。
KIMOのブロワーについては、【洗車場で便利】KIMO充電式ブロワー(QM-6001)レビュー オススメ理由3選 を参照ください。
【STEP 8】タイヤワックスで仕上げ
タイヤワックスで仕上げるとタイヤに艶が出て、車全体がピカピカに見えて見栄えが良くなります。同時に紫外線からタイヤを守れます。
タイヤが艶々になっていると満足感高いです!
【方法②】鉄粉除去効果のあるカーシャンプーを噴射してじっくりキレイにする
結構汚れていて、ちょっと時間(余裕)があれば、このようなやり方はいかがでしょうか?
希釈したカーシャンプーを蓄圧式フォームガン(手動噴霧器)に入れて、泡噴射してホイールをキレイにしていきます。
手順は次の通りです。
- フォームガンに希釈したシャンプーを投入
- 希釈したシャンプーをホイール全体に吹きかける
- ブラシを使ってタイヤ・ホイールを手洗い
- すすぎ(洗車)
- 拭き上げ(ボディ)
- ホイールの撥水コーティング
- タイヤワックスで仕上げ
カーシャンプーは【CARPRO】 IronX Snow Soap を使います。こちらは鉄粉除去効果のあるカーシャンプーです。
【STEP 1】蓄圧式ホームガンに希釈したシャンプーを投入する
計量カップを使って原液を20倍希釈し、フォームガンに注入します。(希釈はお好みですが、20倍に薄めています。)
原液は後から入れます。水を後から入れると泡立ちすぎてしまうので注意
【STEP 2】希釈したシャンプーをホイール全体に吹きかける
泡洗浄で泡をかけます。20倍希釈で十分な泡立ちです。
10倍希釈くらい濃くても良いですが、この泡立ちならコスパの良い20倍希釈で良いと考えています。
鉄粉除去効果があるだけに、鉄粉除去剤特有の臭いがします。強くはないと思いますが、苦手は人は結構強く感じるかも知れません。
鉄粉と反応すると赤黒色になります。
フォームガンで洗うのって憧れでした。楽しいです!
【STEP 3】ブラシでタイヤ・ホイールを手洗い
5分程度放置し、ホイールブラシ、ディテーリングブラシを使って汚れをこすり落とします。
タイヤ、タイヤハウス内にはマルチクリーナーを吹きかけて、タイヤブラシやホイールブラシでこすり落としていきます。
タイヤ・ホイールの汚れを大まかに洗っていく
ホイールブラシを使ってホイールの中の汚れをかき出していく
ホイールにはブレーキダストが付着します。ホイールの内側までキレイにしたい場合は、ホイール専用ブラシがおすすめです。【ながら洗車】アウトショットではホイールの内側までは入りません。
【神風コレクション】DETALING WHEEL BRUSH
【神風コレクション】 DETALING WHEEL BRUSH は毛が非常にやわらかく、ホイールの中までしっかりアプローチできて油汚れの除去が可能です。
ホイールから離すときの「飛び散り」は軽減されていますが、多少は跳ね返りがあるので斜めから作業すると良いです。
【ながら洗車】インショットソフト&リトルショット
2種類のホイールブラシセットです。
インショットソフトは、毛がとても柔らかくホイールを傷つける心配がありません。リトルショットは、細かいスポークやタイヤハウス内を洗えます。
初めて使用した感想のツイートがこちらです。
ディテーリングブラシで細かい部分の汚れを落とす
ディテーリングブラシを使って、【ながら洗車】アウトショットで落としきれなかった細かい部分の汚れを落とすことで、キレイに仕上げられます。
ホイールには少し固めのホイール用のディテーリングブラシを使います。
この作業が気持ちが良く、本当はもっと時間をかけてやりたいところです。
比較的安価な【ソフト99】ホイールブラシか、7種類のブラシであらゆる隙間汚れに対応できる【ながら洗車】ブラシセブンがオススメです。
ホイール洗浄には【ながら洗車】ブラシセブンのジャストブラシが最適です。【STEP 4】洗車開始(よくすすぐ)
高圧洗浄機でタイヤハウス内、タイヤ・ホイールをよくすすぎます。
以降は、【方法①】時間をかけず簡単にキレイにする の【STEP 6】以降の工程と同じです。
時間がない!手抜きたいときは?
タイヤ・ホイールまで手が回らない、ちょっと手を抜きたいな、なんて日もあるよね…。
そんな日は、タイヤを「ノータッチUV」でスプレーし、ホイールは「車どこでもWet 」などのウェットシートで最後に拭くだけでも十分キレイにできますよ。無理はしなくて大丈夫!
【フォームガン】手動蓄圧式・自動蓄圧式 使用目的によって選択しましょう
フォームガンについて、手動蓄圧式と自動蓄圧式、2種類の噴霧器を紹介します。
手動蓄圧式はこまめな蓄圧が必要となるため労力がかかりますが、タイヤ・ホイール洗浄程度ならそれほど苦にはならないでしょう。安価なため手軽に購入できるのがメリットです。
噴射が楽に行える自動蓄圧式は、ボディ全体など広範囲にわたって泡をかけたいときに適しています。高価になりますので、使用目的によって検討してみると良いでしょう。
手動蓄圧式 【コーナン】蓄圧式洗車クリーナー 安価だが性能十分
ホームセンター コーナンの蓄圧式洗車クリーナーを使っています。
高価な海外製のものもありますが、タイヤ・ホイール洗いの用途なら十分な役目を果たしてくれます。何といっても安いので手軽に買えます。
「泡洗浄」と「ジェット水流」をノズル交換で切り替えられます。
ホースの取り付けは泡洗浄と水洗浄で逆になります。
小さなプラグをノズルに取り付けます。
小さいのでなくさないよう注意します。僕はこのプラグを紛失し、水洗浄のジェット水流をコントロールできなくなりました。
自動泡噴霧器【ながら洗車】SNOWMEN スノーメン 泡洗車も楽に行える
タイヤ・ホイール洗浄はもちろん、普通に洗車を行う際にも予備洗浄に使うことで、ボディの傷つきリスクを軽減できます。
詳しくは、【解決】洗車傷をつけたくない コイン洗車場で泡泡洗車を楽しむ! 自動泡噴霧器フォームガン スノーメン にて製品の特徴や洗車方法について記述しています。宜しければ参照ください。
「タイヤワックス」で仕上げる オススメは水性の塗り込みタイプ
水性のタイヤワックスで仕上げ磨きをするとタイヤに艶、光沢を出せるだけでなく、汚れ防止や紫外線によって起きるひび割れを防ぐことができます。
「水性」と「油性」の違いとは?水性がオススメな理由
主な違いは次の通りです。
種類 | 艶感 | 特徴 | 耐久性 | 向いている人 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
水性 | 自然な艶 | ゴムに優しい。ひび割れや劣化を防ぐ。 | 低い。雨などに弱い。 | こまめにメンテナンスする人 | 油性よりも高価 |
油性 | 濡れたような艶 | 石油系溶剤の添加でゴムの劣化、ひび割れの原因になる。 | 高い。雨など水に濡れても落ちにくい。 | 長持ちさせたい人 | 比較的安価 |
油性タイプは、有機溶剤、石油溶剤の添加によりゴムの劣化を進め、ひび割れの原因になります。
水性タイプは耐久性は劣るものの、ゴムに優しく悪影響を及ぼしません。安心な水性タイプがオススメです。
「スプレータイプ」より「塗り込みタイプ」がオススメ
スプレータイプは短時間で済みますが、より艶を求めたり長持ちさせたい場合は塗り込みタイプを選びましょう。
塗り込みタイプは液ダレしづらいので、ホイールやボディに付着する心配がないのも安心です。下から上に向かって塗り込むのが良いです。
【シュアラスター】タイヤワックス水性タイプ で簡単艶出し
スポンジに塗布して塗り込み、乾かすだけの作業で簡単にタイヤに艶を出せます。
【まとめ】工夫次第で効率良く洗える。タイヤ・ホイールがキレイだと気持ちいい。
車の中で最も汚れやすいタイヤ・ホイールの洗い方の一例、道具や溶剤を紹介しました。
洗車場では自由に水道が使えず、タイヤ・ホイールの洗浄に不便が大きいと感じています。
しかしながら、限られた水道を有効に使ったり、適した道具を用意することによって、そこそこキレイにすることができます。
洗車場を利用している人の参考になれば嬉しいです。
タイヤはキレイにするだけでなく、定期的な空気圧チェックを忘れずに。ガソリンスタンドでも短時間でセルフチェックできますよ。
自宅で洗車できない人向けに、誰でも簡単にできる洗車のコツとやり方をまとめています。宜しければ【マンション住まい必見!】洗車はどこで?どうしてる? も参照ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。